NEMIの世界

ようこそ。良い一日になりますように。

私とインターネット

 

はてなインターネット文学賞「わたしとインターネット」

 

海外に住んでいる私は、年に一度2週間ほど日本に帰る生活をしている。

 

そんな私にとって、インターネットは、ドラえもんのどこでもドアであり、タイムマシーンでもある。

 

インターネットが普及する前は、帰国のたびに、流行語がわからず、浦島太郎状態だった。服も髪型も周りと違っていた。

 

インターネットが普及してからは、日本での情報をリアルタイムで画像と音声と共に手に入れることができるようになった。

 

夕方職場から帰宅後、パソコンを前にして、日本の情報を見ながらひとり晩御飯を食べる。さみしそうに見えるかもしれない光景だが、本人にとっては至福の時間。

 

インターネットは空間だけでなく時間も埋め合わせてくれる。過ぎてしまった時間は現実世界では取り戻せないけれど、インターネットの世界では取り戻すことができる。私はインターネット普及前に流行った日本のドラマを今見ることによって、失った時間を埋め合わせようとしている。

 

インターネットによって、バーチャルとリアルの両方が私の日常になった。私はその両方から、外の世界につながっているという安心感を受け取り、孤独と向き合っている。

 

私はインターネットか普及する前に、失うものを覚悟して日本を飛び出して行ったけれど、今海外移住する人は、もっと軽い気持ちで踏み出せるのだろう。

 

現在コロナで一時帰国中。インターネットにより、帰国第一日目の新鮮さと喜びが減ってしまったのは事実。でも一時帰国最終日の胸の痛みも減った。

 

インターネットありがとう!